OJT事例生産財卸の営業所でOJTリーダーだった先輩が、別の部署でまた一緒に仕事をすることに。課長に就任した先輩に期待を寄せるが、日を追うごとに不安が増す。課長の言うことも一理あるが、メンバーが白けるのもわかる。どうしたらいいのか……。

★このOJTケースの内容は「課長として異同してきた先輩」を参照。

●職場状況

  • 生産財卸の営業所から、本社 国際事業部へ異同(以下のいずれも)
  • OJT対象者:入社数年の若手社員
  • OJTリーダー:営業所で実積をあげてきた中堅社員(異動先で課長に就任〉

●アウトライン

  • OJTの対象者とOJTリーダーは営業所時代の先輩後輩の関係。当時、先輩はグループリーダーとして着実に実積をあげており、後輩の面倒見もよく、後輩の筆者にとっては尊敬できる先輩だった。
  • 筆者が本社国際事業部に異同後、数年して、かつての先輩が課長として赴任。筆者は期待を高めたが、日を追うごとに違和感を感じるようになる。
  • 新任課長は、前職場での腹心の部下を連れてきた。もともとのメンバーに対してあまり期待していない様子で、メンバーもだんだんしらけ気味に。
  • 職場メンバーと課長の間に立つ筆者は、このままでいいのかと不安を感じる。
  • 1年後、結局課長が進めようとした改善策は頓挫し、課長は地方の営業所へ異同に。
  • なぜうまくいかなかったのか、果たしてどうするのがよかったのか……。