OJTの定義と関連用語(Off-JT、自己啓発)についてご紹介します。
これらの用語はナビゲート社のビジネス基本用語集からピックアップし、要約したものです。

◆ OJTとは On the Job Training

OJTとは、職場内において、管理監督者の責任のもとで行われる教育訓練全般をさします。
職場内教育ともいわれ、多くは部下指導や部下育成と同義で用いられています。

OJTで取り扱う範囲は、スキル面の指導以外に、職場内での勉強会、個人学習の指示やアドバイス、目標や評価の面談、キャリア開発の指導など、職場内で行われる多様な教育や指導が含まれます。

もともと新人や若年層に対するスキル教育がイメージされており、OJTのキーワードとしては、「上司が部下に対して」「仕事を通じて」「仕事で必要な知識・技能・態度を」「意図的、 計画的、重点的に」「マンツーマンで」ということが言われています。

◆ Off-JTとは Off the Job Training

OJTに対して、Off-JTとは、職場(での業務)を離れて行う教育訓練のことで、一般的には集合研修をさします。職場内の教育訓練であるOJT(On-the-Job Training)と対をなす用語で、‘Off-the-Job Training’の略です。

◆ 自己啓発<じこけいはつ>SD/Self Development

個人が自発的な意思で行う学習、能力開発のことです。自主的な読書や通信教育、勉強会などが挙げられます。

◆ OJTリーダー

OJT制度において、OJT対象者(新入社員などの後輩)の指導担当者(先輩・上司)となる人の呼び名です。他にも、トレーナー、ブラザー、エルダーなどという呼称もあります。

◆ メンター

メンターとは、仕事上(または人生)の指導者、助言者の意味です。

メンター制度とは、企業において、新入社員などの精神的なサポートをするために、専任者をもうける制度のことで、日本におけるOJT制度が元になっています。

メンターは、キャリア形成をはじめ生活上のさまざまな悩み相談を受けながら、育成にあたります。

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